世界一受けたい授業で紹介されていた、青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック監督の原晋(はらすすむ)さんが、これから新生活を迎える人たちに向けて、新生活の不安を解消するアドバイスをしていました。とても参考になったのでご紹介します。
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原晋監督早稲田の大学院で学んでいた!
4月は希望や期待に胸膨らむ一方、会社や学校ご近所付き合いで環境が変わり、悩みや心配事が多くなる季節です。講演会で人気講師ランキング2連連続で1位を獲得している、箱根駅伝で史上6校目の4年連覇をなし得た青山学院大学の原晋(はらすすむ)監督が、新生活の不安解消にアドバイスをくれました。
いつもわかりやすい教えの原監督は、今年3月に早稲田大学大学院の学位授与式に出席されていました。青山学院で陸上の指導をしながら学位を取っていたのですね。
多忙な中、自らの勉強も行う監督の姿に、箱根を目指す青学の部員たちにも良い影響をお与えていると思います。
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原監督が答える新生活の不安解消方法
新入社員として入った会社でなかなかなじめない、新しく引っ越した先で近所の人と仲良くなりたいけど何を話していいかわからない・・・新しい環境で人間環境に不安を抱く人は多いですよね。
新生活の不安や悩みは、考え方を少し変えるだけで乗り切れるそうですよ!
世界一受けたい授業では新生活不安ランキングの上位3位までを紹介し、原監督が秘訣を答えていました。
不安ランキング1位「仕事・勉強についていけるか」
原監督の教え「実力が上手く発揮できないときにはある事をしろ」
実力が上手く発揮できないときには何をしたらいいのでしょうか。
・身体を動かす?
・逆ギレする?(おいおいこれはイカんでしょう)
「ランクを下げる」が正解です。
え!?ランクを下げるってどういう事でしょうか。
人間成功体験に勝る自信はありません。少しランクを下げて成功させることで自信をつけます。それを繰り返すことでどんどん先へ進むことができるのです。
これは青学陸上部でも実際に取り入れられています。
ある選手が足の故障で試合に出場し途中棄権をしました。思うように走れないまま夏合宿に突入。本来ならば100%の力で合宿の練習を終えたいところですが、あえて70%に押さえて合宿を乗り切りました。
100%の力で合宿の練習をやれば故障は悪化しますが、あえて抑えることを目標とすることで結局箱根でも区間賞を獲る活躍を見せたそうです。
ですからランクを下げるということは決してマイナスな事ではないのですね。
不安ランキング2位「自分が成長できるか」
原監督の教え「目標を立てある事を決めろ」
自分が成長したい人は目標を立て何を決めればいいのでしょうか。
・頼る人を決めておく?
「期限を決める」が正解です。
青学陸上部では選手個人の目標が書かれた目標管理シートが壁に貼ってあります。
そこには「具体的な数字」と「期限」が書かれています。
ダラダラと日々過ごすのではなく目標期限をきちっと定めることで、そこに向かって一生懸命やり切ることが大切なのだそうです。
目標がきちっと達成できれば自信になりますし、もし仮に目標が達成できなくても、そこに至るまでにしっかりやれていれば次のステージでまた頑張れるわけですね。
不安ランキング3位「先輩・同僚とうまくやっていけるか」
原監督の教え「食事中にある事をすればいい」
新生活で人間関係に不安を感じている人は食事中に何をすればいいのでしょうか。
あることって何だと思いますか?
・率先してお茶を入れたりして気配りをする?
・食べているものに対して食レポをする?
・相手のおちゃめな部分を探して話す?
ヒントは誰でもできる簡単な事なんです!
「食事中に先輩に質問をする」が正解です。
上司や先輩は教えたいんだそうです。ですから「〇〇はどうですか?」と質問してみるとどんどん話してくださいます。また上司から部下へも同じで、部下が好きな事を質問してみると、部下は好きな事なので話しやすくなります。
青学陸上部でもこのコミュニケーション術は使われています。
毎日朝・夕食は必ず全員一緒に食べること。席は決まっていますが1か月に1度席替えが行われて食事をしながらいろいろなメンバーと話すことでコミュニケーションがチームワークを生みます。
今年の原監督の箱根は「ハーモニー大作戦」
オーケストラが美しいハーモニーを奏でるようにチーム全員で戦った青山学院に活かされています。
これはスポーツの世界に限った事ではなく、これから世の中が人口知能が発展していくためルーティンワークは機会が処理していきます。最後に残るのは・・・
「人間」「コミュニケーション力」
だと思います。
原監督の秘訣を参考にしてみて下さいね!
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