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伊勢ケ浜親方逆ギレ日馬富士引退会見で見せた親心と師匠としての愛と人間性を見た

大相撲の横綱の日馬富士が
平幕の貴ノ岩に暴行した問題の責任をとって
11月29日日本相撲協会に引退を届け出て
現役を引退しました。
記者会見は11月29日福岡の太宰府天満宮で行われました。

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伊勢ケ浜親方自ら廻しを締めて稽古をつけるほど熱い指導が魅力

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日馬富士の引退会見が始まる直前まで
伊勢ケ浜親方は泣いていたのか
憔悴しきった表情で
時折涙を拭いながら
会見に臨んでいたのが印象的でした。

日本の伝統に守られた『大相撲』

いろいろなシガラミもあるであろう中で
日馬富士の引退会見を
しなければならなくなったことを
最後まで納得できていなかった姿に
とても同情の念を持ちました。

もちろん暴力はいけないです。

ただ、日馬富士は
弟弟子に対して「いいこと」「悪いこと」を
指導するであったと強調していました。

そう「指導」→「暴力」

指導が行き過ぎれば暴力となり

その線引きが非常に難しいです。

この「指導」→「暴力」

紙一重です。

高校野球やサッカーで

行き過ぎた「指導」が
「暴力」となり

大きな問題に発展し
全国大会の切符を断念したり
そもそもその部活が解散してしまったり

スポーツの在り方も
どんどん変わってきている風潮があります。

オリンピックでメダルを獲る

そのために選手は容赦ない
厳しいトレーニングを積んでいきます。

強くなりたいから
我慢できるし
克服できる
結果を出すために自分に課すわけです。

それを見守る
コーチや監督
相撲の世界で言えば親方

伊勢ケ浜親方は40歳までは
廻しを締めて
稽古で自ら指導したといいます。

「廻しの切り方などを実際にやって見せられるから」
と40代半ばに入っても廻しを締めて
稽古場に下りて稽古をつけていた。

引用:ウィキペディア

いくら自身が横綱だったとはいえ
若い力士に懇親の力で体当たりされれば
キツいに決まっています。

そうして17年という月日をかけて
日馬富士が横綱に上り詰めたのです。

伊勢ケ浜親方が
悔しくないわけがりません。

今回の会見や一連の行動には
伊勢ケ浜親方なりの信念にのっとり
進められています。

世間も解決の行方を見守っているし
相撲界のしきたりもある

だからこそ不用心な記者からの質問に対し
苛立ったのでは?
と思いました。

悔しい思いや納得できない思いも抱えながら
130人を超える記者やカメラマンを前にして
伊勢ケ浜親方と日馬富士
たった二人で会見に望んでいるのですから

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伊勢ヶ濱親方の行司への餞別が粋

連日のワイドショーや情報番組で
今回の事件から
引退会見までのことについて
いろんな立場の人が
いろんな意見を持って発言しています。

私も視聴者の一人として思うのは
誰がなんと言おうと

真実は一つしかない

ただ、全てがさっさと解決に進んでいるわけではなく
当事者がそれぞれの信念を持って
解決に邁進しているため
時間がかかってしまっているように感じます。

伊勢ヶ濱親方はどんな人なんだろう?

と調べていくと

横綱に上り詰めた人であるのと同時に
とても人間味に溢れる感じを受けています。

日馬富士は
2014年4月に法政大学大学院政策創造研究科へ進学し
史上初の大学院生横綱となっています。

今回の引退会見でも
しっかりと前を見据え
しっかりと質問内容を聞き
一旦自分の中で処理して
はっきりとした口調で答えていました。

その姿にとても頭のいい人なのだな
と感じていたのですが

横綱でありながら大学院に進み
勉学にも励んでいたことを知り

後援会の人とか
誰かがアドバイスをしていたのだろうか?

と思っていたら

伊勢ヶ濱親方自身も
現役力士時代に
近畿大学の通信教育部に再入学して卒業しているのです。

お相撲さんって
なんでも

ごっつぁんです!

と言って済ませているイメージ
(すみません!!!)
だったのですが

途中やりになっていた勉学を
再開し最後までやりきる姿を知って
素晴らしいと思いました。

と思えば

27代木村庄之助の最後の土俵になった
1990年11月場所千秋楽結びの一番に勝つと、
旭富士は懸賞金を庄之助への餞別にし、
「いつも力士に懸賞を渡してばかりだが、
一度くらい自分がもらってみたいもんだ」
と言っていた庄之助を喜ばせた。

引用:ウィキペディア

木村庄之助さんというのは
大相撲の立行司のことですね。

お世話になった行司さんに
粋な餞別を渡したエピソードも
素晴らしいですよね!

大学と餞別のエピソードだけでも
伊勢ヶ濱親方の
懐の深さを知ることが出来ます。

そんな一面ももつ親方だと思って
日馬富士の引退会見を見てみると
憔悴して会見に臨んだ

伊勢ヶ濱親方の無念さがよくわかると思います。

スッキリはっきりとした
解決がなされることを
臨んでいます。

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