2018年2月9日から始まる平昌(ピョンチャン)オリンピック。冬季オリンピックと聞いて一番に思い浮かぶのはフィギュアスケートやジャンプだと思いますが、選手では?と考えると海外からも国内からも「レジェンド」(生ける伝説)と呼ばれる45歳の葛西紀明(かさいのりあき)選手が思い浮かぶ人が多いのでは?と思います。オリンピック出場8度目という大ベテランのことについてやスキージャンプのルールなどを調べてみました。
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もくじ
オリンピックマスターの時差調整法
葛西紀明選手の平昌オリンピック出場が8回目に更新されようとしています。現在年齢は45歳。今回出場する平昌オリンピックジャンプ競技の男子選手は下は21歳葛西紀明選手の次に年齢が高い選手でも32歳です。ほとんど息子にあたる世代の人たちと切磋琢磨していることがわかります。
平昌オリンピックの舞台に立つと、夏と冬のオリンピックにスピードスケートと自転車競技の合計7回出場した橋本聖子選手の記録も単独一位になります。
橋本聖子選手を知らない世代の人の方が多くなってきているかもしれませんね。
橋本聖子さんの「聖子」は「聖火」から来ているという「オリンピックの申し子」と言われた人で、現在は日本スケート連盟会長でありながら参議院議員でもあります。現役時代は敵なしの強さでした。
そんなオリンピックの申し子の記録を破る葛西紀明選手。オリンピックは通常の国際大会とは違う魔物が住んでいると表現する選手がいる中で、さすがに8回目ともなるともドッシリ構えているのでしょうね。
オリンピックの競技時間に合わせて身体の調整を始めたそうです。
“欧州タイム”のまま平昌に乗り込む。ジャンプ競技の開始時間は夜9時以降。葛西は「遅いから欧州の時間に合わせたままの方がいいと思った」と、先月30日に欧州遠征から帰国後、あえて早朝に就寝し時差調整をしていないことを明かした。前日の2日は親族とまな娘・璃乃ちゃん(2)の誕生日を祝ったといい「パーティーで使った皿の量がすごくて。1時間半くらいずーっと洗い物をして、今朝は5時に寝ました」と“皿洗い調整”で深夜を過ごした。
5日に韓国入りし、8日のノーマルヒル予選に備える。「ワクワクしている。早く平昌に行きたいね」。自身8度目の五輪。レジェンドは最善の調整法を熟知している。
引用:スポーツ報知
ディーンフジオカさんとの対談がありました。Instagramから引用しています。
悲願の金メダルに向けて、粛々と必要な準備を行っている葛西紀明選手。やはりレジェンドにふさわしいですね。
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スキージャンプのルールを簡単に説明!
そもそもスキージャンプはどんなルールの競技なのでしょうか。
私はジャンプ競技が大好きなのでよくテレビ放映があると見ていましたが、ただ見てるだけでルールはよく知りませんでした。一緒にみて見ましょう。
スキージャンプ競技のルール
2回のジャンプの飛距離点+飛型点の合計点で順位が決まります。
飛距離点
飛距離点はK点を基準に換算します。K点まで飛ぶと60点が与えられ、K点を越した場合は1メートルにつき点数が加算されます。到達していない場合は1メートル後に減点されていきます。
加点減点のポイントはノーマルヒルとラージヒルで異なっています。
風も考慮されているんですね!
風邪の状況によってもポイントの加点減点が行われます。浮力を得やすい向かい風では減点されて、追い風では加点されます。
スタートゲートポイントも考慮されていました!
選手がスタートするゲート位置でも加点減点されます。飛距離が出やすいゲートアップは減点で、ゲートダウンは加点されます。
スタートポイントはラージヒルですとスタート地点から着地点までの標高差が最大140メートルにもなるそうです。東京タワーの展望台の高さぐらいと考えると、ヘルメットやスキースーツを着用しているとはいえ身体一つで飛んでいくんですよ・・・相当な度胸がないとできないスポーツの一つですね。
飛型点
5人の審判員が20点満点の減点法で採点します。最高点と最低点をのぞく3人の審判員の合計が飛型点となります。飛行(テイクオフを含む)、着地、着地後を見ていて左右対称や伸脚のフォーム、着地時のテレマークなどが採点の対象となります。
こうしてみると、茶道のようなお作法に則って競技が行われるのですね。平昌オリンピックではこのルールを頭に入れながら観戦することにします!
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下川ジャンプ少年団から世界が繋がってる!
子供のころからスポーツを始めるとき、水泳なら「スイミングスクール」サッカーなら「サッカースクール」など教室に通いますよね。でもスキージャンプって誰でもできるスポーツではありません。環境が大きくものをいうと思うのです。
北海道上川郡下川町は葛西紀明選手をはじめ、伊東大貴選手、伊藤有希選手の出身です。
この北海道上川郡下川町でオリンピック選手が育つ理由
その1「4つのジャンプ台」
小規模な斜面に手作りのジャンプ台を作り飛距離を競っているそうです。これが人気になって流行り競技人口が増えました。子供たちも無料のリフトで何度も何どもジャンプを楽しめる環境にあるそうです。
その2「子供のころからジャンプをしている」
下川ジャンプ少年団は「どうせ飛ぶなら日本一」をスローガンに葛西紀明選手など歴代のOB・OGが残していった用具は子どもたちに引き継がれています。メダリストたちの用具を使用することで、子どもたちは世界を身近に感じることができる素晴らしい環境なのですね。
その3「メダリストは大体友達」
下川ジャンプ少年団のコーチは、小さな子どもから高校生までを一貫指導しています。子どもたちは毎日夜7時まで飛び続けることができるのでしっかり身体に叩き込むことができるから、当然個々のレベルも上がっていくというわけですね。、下川町もそれをバックアップしているので選手が育つ環境がしっかり整備されています。
下川ジャンプ少年団のサイトはこちらです。
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