些細なことでイライラ、「やりたいこと」「やらなければならないこと」が山のようにあるのに倦怠感(けんたいかん)で動けない、とにかく何もやりたくない・・・
ある日、あまりの体調不良でお風呂から出た後、立ち上がれず腕も上げられず、洗った髪を夫にドライヤーで乾かしてもらうぐらいの状態になり、病院へ行こうとも思いましたが、2年前に診断された「貧血」かな?と思い、鉄剤を買おうと近所のドラッグストアに行ってみました。
そして何気に手に取った商品の説明欄を見て、「私ってもしかして更年期?」
何か重病だと思っていたのでホッとしたような、とうとう私にも忍び寄ってきたか・・・という複雑な心境に陥りました。
もくじ
更年期の薬に書いてある症状
やる気が出ないのも更年期症状!

「のぼせ」「気持ちの不安感」「イライラ」「重だるさ」「やる気がでない」「肩こり」「頭痛」「にきび」「貧血」「肌荒れ」「ヒステリー」などなど、いろいろな項目が書かれています。
重い病気かな?とちょっと不安でしたが、逆に更年期のサプリに書かれている症状のほとんどに当てはまっていて、ホッとしたのも正直なところでした。
確かに口元の肌が荒れているのも気になっていたのです。
看護師さんも飲んでいた
知り合いの看護師さんにそれとなく話をしてみたら、彼女も私が購入した更年期の薬と同じものを飲んでいたということで、少しホッとしました。
1ヶ月ぐらい取りあえず飲んでみて様子をみてみることにしました。
私は幼少の頃に、病院で処方された新薬の副作用で嫌な目に遭っているので、それ以来病院で薬を処方されてもよっぽどのことがない限りは薬を飲まないようにしていました。(良い子は真似しないでね!)
服用し始めてもう少しで1ヶ月になろうとしていますが、体調がみるみる良くなってきています。プラシーボ効果みたいじゃないといいのですが。
私の場合の対処法
ただただ毎日倦怠感で過ごすのは嫌なので、なんとか通常に戻れるよう即生活を改善することにしました。
私が見直したのはコレです。
睡眠時間の確保

とにかく身体が動かない・・・どうしたらいいだろう?
堀江貴文さんも毎日8時間は寝ている。寝ないと日中のパフォーマンスが上がらないと著書で書かれていたことを思い出し、思い切って早く寝る事にしました。
それまでだいたい夜中の2時ごろに寝て朝は8時ぐらいに起床していましたので、だいたい6時間は睡眠を取れていたとは思いますが、睡眠の質が悪かったのだろうと思いました。
早く寝るにはどうしたらいいかな?
生活を振り返ってみました。
何もやらない

日中は仕事をしていますが、子供が独り立ちしたのでお弁当を作ったりしなくていいため、朝は比較的時間があります。
そこで、出勤前の2時間で洗濯と掃除をすませてしまう事で、帰宅後は家事をほとんどしなくて良い状態にしました。
帰ってからは夕食の準備、夕食、夕食の片付けのほかは何もやらないと決め、まずテレビをやめました。
本を読んだり、勉強の時間に当てていましたが、それもやめました。
体調が悪いのでやめるというよりもできなかったという方が正解ですね。
最初は色々なことをやめることにとても抵抗がありましたが、思い切ってやめることで早く調子が悪い状態から脱しようと考えました。
断捨離で身の回りの整頓

小さい頃から薬を飲まないようにしていたからか、更年期用の薬を飲み始めて、思いの外早く体調が悪い状態が減ってきました。
そこで少しづつ身体を動かすためと、「何もしない」でいるために、家中の断捨離を始めました。
断捨離って思いのほか神経と体力を使います。
それに、モノって気持ちがあるのか?不用品を処分しようとすると、めちゃくちゃ疲労感が出てくるんです。
なので、自分の体調に合わせて少しづつ少しづつ、進めているうちに不思議な気持ちになってきました。
まず、キッチンから始めたのですが
・余計なものがないので料理がしやすい!
・見た目がごちゃごちゃしていないので(要するにスッキリしている)探し物をしないのでイライラしない!
・冷蔵庫も必要なものしか入れなくなったので、食材がなくなったら買い物へ行くから余計な出費がなくなった!
なんだか良いことづくめで、気持ちが少しづつ楽になってきているのがわかります。
だんだん身の回りを綺麗にしていくことで、カバンの中や財布の中まで断捨離が及び、余計なクレジットカードの解約、ポイントカードの破棄など、断捨離は今も続いています。
軽い運動

断捨離で身の回りや心が軽くなってきたら、今度は自分の身体に付いている余分なものを削ぎ落としたくなってきたんです!
これまでも断捨離や大掃除は定期的にしてきたつもりですが、更年期障害?を経験することで今後の残りの人生を考えたら、体力・気力・柔軟性なんかが気になってきたのでしょうね。
服も良いものを少しだけ持っていたい・・・それには多少身体を絞りたい・・・そんな気持ちからウォーキングから始めました。
近くに素敵なジムができたので通っても良いと思うのですが、わざわざマシンを使ってウォーキングしなくても用事を済ませるために車で行くのをやめて歩きにすれば良いじゃないの?と思ったんです。
それとこまめに家を掃除することで、知らないうちに身体を動かすエクササイズになっているようで、体重計の目盛りが減り始めているんです!
腹八分目の食事

今までの私では考えられませんが、毎回の食事は腹八分で終えるようにしていて、食事と食事の間の間食をほとんどしなくなったんです!
最高潮に体調が悪かった時には胃の調子も良くなかったの?食欲がなくなり、消化するにも体力がいるのか満腹になるまで食べることができなくなったんです。
私は満腹でも好きなものは別腹というタイプだったので、体型もひどいことになっているんですが(大汗)、そんな私が腹八分にしか食べられないことに驚いています!
寝る数時間前から朝ご飯までの10数時間、食べ物を体の中に入れないことで、しっかり消化できているのかお腹が空いて目が覚めます。
この感覚、すごく気に入っています!
まとめ
実は私には更年期は訪れないと思い込んでいた節がありました。
なぜなら私の母が更年期と言われる症状が全く出なかったからです。
本当はあったのかもしれないけれど、本人も全く気づかない状態で過ごしていました。
ですから、ドラッグストアで何気なく更年期の薬を手に取り、全ての項目に自分の状態が重なった時はショックでした。
更年期ってもっと年齢を重ねた人がなるものだと思っていたから・・・でも世代的にドンピシャだったんですね。
実は1年ぐらい前に大量の生理で慌てて婦人科に駆け込み、子宮頸がんと子宮ガンの検査を受けていました。
幸い異常が見つからなかったですが、その時も貧血と言われ鉄剤を処方されていました。
今思うと、きっとその頃から更年期症状が始まっていたのかな?と推測しています。
まだ私は軽い方だと思いますし、きちんと診察を受けたら本当は違う病気なのかもしれません。
ですから自己判断では本当はいけませんが、少しづつ毎日をこれからの未来を考えながら進んでいこうと思います。
そう思うと1年に一度の定期検診は大事ですね。