北極点冒険家の荻田泰永(おぎたやすなが)さんが、日本人で初めて南極点に無補給単独徒歩に成功したことが伝えられました。冒険にはスポンサーの支援が不可欠ですが、食料やテントを積んだ重さ100㎏のそりは完全にオーダーメードで、植松電機の名前がスポンサーとして入っています。
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荻田泰永北極専門家が南極へ新たな挑戦
年末年始の日本の冷え込みは寒気の影響で相当なものでしたが、それには比べものにならないの極寒の地を徒歩で突き進む・・・しかもたった一人で途中の食料等の補給をしない。夢を実現させるというバイタリティーを少しだけ覗いてみたいと思います。
昔から冒険家はたくさんいらっしゃいますが、多額の資金が必要となるためスポンサーを募るのに冒険家本にが奔走する姿をテレビの特番などで見たことがあります。
しかし、それらの多くは成功した後どのような形で冒険が行われたのか、冒険家が行う講演会に足を運ぶとか、新聞や雑誌・書籍を読んだり、テレビやラジオで放送を聴くなど以外は多くの人は知ることができませんでした。
今は、SNSを通じて冒険の途中経過まで画像や動画、そこに入っている音声までを瞬時に手に入れることにより冒険家を通じて家にいながら疑似体験ができるようになったのです。画期的ですよね!
一人での冒険ですから、当たり前ですが全てが自撮り!テントの向こうに広がる景色は見事に真っ白です!驚くのは荻田泰永さんの表情が非常にやわらかい所!何となく険しい顔になってしまうのかなと想像していましたが、ワクワクした気持ちの方が勝っているのかもしれません!
南極点挑戦の概要が公式サイトに出ていました。
〇日程:2017年11月中旬~2018年1月中旬 約60日間(日本出国は10月下旬)
10月下旬に日本を出発して半月ぐらいで最終準備をして挑む。1月中旬予定が現地時間で1/5に到達していますので、予定日程よりもずいぶん早く達成していることがわかります。
〇ルート:ヘラクレス入江~南極点1130km
単純に1130kmを日本に当てはめてみると、東京から福岡までの距離になります。直線距離では進めないでしょうから、もっと多くの距離を歩いているのではと思います。
〇手法;行程の途中での外部からの物資再補給や、動力を利用した推進力のサポートを利用せず、単独自力のみで全行程を踏破する。
単独自力で踏破するためにソリ含め総重量が100㎏になってしまうということです。食料などは毎日消費していきますから、少しづつ軽くなっていくとは思います。
〇目的:日本人初の南極点無補給単独徒歩到達を目指す。挑戦の中から得られる知見や教訓を社会に持ち帰り、そこに産み出され得る価値を多くの方々と共有し、挑戦することの意義や喜びを拡げていく。
挑戦途中で得られる価値とは具体的なんでしょう。日本に帰国されてから少しづつ発信されて行かれると思いますが、私なりに考えてみました。
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南極点に同行したソリには植松電機のロゴが入っている!
植松電機は北海道にある会社で、電磁石を扱う電機メーカーですが民間企業でロケットを飛ばすため研究を重ねていることで有名です。
私が植松電機の名前を知ったのは友人がプレゼントしてくれた1冊の本がきっかけでした。
子供にも読みやすいよう書かれた本ですが、一気に読みました。その後ボロボロになるほど何度も読みました。
植松努社長はいろいろな障害を乗り越え、子供たちの好奇心を育てるために全国各地に講演に行ったりロケット教室を行っていらっしゃいます。
今回の南極点到達プロジェクトには協力社として参加されていますので、南極点に至る間の過酷な状況を利用して宇宙開発のためにソリに新素材を投入するとか形状を考えるとかなどデーター取りなどもしていたのでは?と想像します。
分野は違えど、未到達の夢に向かうマインドは冒険家の荻田泰永と植松努社長も一緒なのでしょう。
ぜひ、ご一読されることをおススメします!
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