今回のミライモンスターは
折原梨花選手20歳でした。
クレー射撃で東京オリンピックを狙う
女子大生です。
折原梨花選手の活躍と
クレー射撃をするには
いくらくらい費用が掛かるのか
見てみましょう!
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折原梨花 父の折原研二と全日本選手権で対決
まずは折原梨花さんのプロフィールを見てみましょう!
真岡北稜高校3年時に
第69回国民体育大会
ライフル立射40発・20発少年女子の部で優勝しています。
その後大学に進学し
栃木県宇都宮市にある
文星芸術大学のCGアニメーション専攻と
ミライモンスターでは紹介されていましたが
大学のfacebookでは
デザイン専攻3年生と紹介されています。
身長:152cm
体重:50kg
テレビで銃を打ったときの衝撃を
肩で受け止めていたのが印象的でした。
ですから、もっと背が高くて
体格もガッチリしているのかと思いきや
身長も体重も
普通の女の子と変わらない感じですね。
クレー射撃ってどんな競技?
オリンピックで行われる射撃競技には
3種類あるそうです。
ピストル射撃とライフル射撃は
動かない的を狙う競技です。
折原梨花選手が行っている
クレー射撃は
時速80kmで直径11cmの飛ぶお皿(クレー)を
散弾銃で撃ち落とす競技です。
日本では散弾銃を所持できるのは
協会の規定により20歳以上となっているそうです。
「猟銃・空気銃 所持許可証」
という青い冊子が大事なんですね!
ミライモンスターでは
クレー射撃のルールも簡単に説明していました
クレー射撃には主に
トラップ:皿が手前から奥へ飛ぶ
スキート:クレーが左右に飛ぶ
2つの競技があります。
折原梨花選手が専門としているのはスキート
スキートのルール
8か所の立ち位置から
で決められた順にクレーを射撃し
125点満点で得点を競う
射撃の回数とクレー枚数は
立ち位置の打つ場所によって異なります。
「アー」など声で合図を送ると
3秒以内にクレーが発射されます。
選手とクレーが最もはなれている場所で約20m
20m先の11cmお皿が時速80㎞で飛び交うのを
瞬時に撃つんですね!
ですから
クレー射撃には
「瞬間視」の能力が必要
トップ選手は0.01秒で
6桁の数字を読み取れるんだそうですよ。
折原梨花さんの強みは射撃の速さ!
1枚目を速く撃ち落さないと2枚目に間に合わないのです。
①声で合図を出す
②クレーが発射
③銃を構える
がルールですが
基本的な打ち方は
①なるべく速く銃を構える
②クレーを追って発射
いかに速く構えられるかを追求
対して梨花さんの打ち方は
構えながらクレーを追い射撃
本来2段階で行う動作を
1度に行うことで0.3秒速く打つことができるため
0.3秒の余裕がある分
精度を増すことができるのですね!
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クレー射撃をするのに必要な費用はどのくらい?
オリンピック選手になるのに
許可が必要な競技っていうのは何種目ぐらいあるのでしょうか?
射撃はひとつ間違えると人命に関わるリスクが
他の競技に比べると大幅にありますので
誰でも気軽に始められる!というわけではなさそうです。
まずは肝心の銃を所持するのに許可を取ります。
銃砲所持許可証 取得方法
警察に届け出後3時間の講習
↓
筆記試験・実技試験
↓
免許交付・使用銃器登録
取得費用約60,000円だそうです。
折原梨花選手は
お父さんの折原研二さんが経営する
那須国際射撃場で練習をしています。
ミライモンスターでは
練習で使う弾を250発 11,000円で購入していました。
選手としてオリンピックを目指すなら
1日250発撃つとして
1週間6日撃つとすると
11000円×6日=66,000円
1か月だと66,000円×4週だとして264,000円
弾代だけでサラリーマンの月給!
ざっと計算しただけでも
高貴なスポーツだということがわかります。
そこに施設利用料がかかりますよね。
そして肝心の銃が必要です。
梨花さんの愛銃は
イタリア・ベレッタ社製DT11 約150万円
だそうですよ!
バイオリニストがストラディバリウスを使うように
競技で使う銃にも
ピンからキリまであるのでしょうね。
そもそも練習するには
射撃場が辺鄙な山奥にある場合が多いですので
車に乗っていかなくてはいけませんし
耳栓やヘッドフォンみたいなもので
耳を守ったり
その他装備が要ります。
紳士淑女のスポーツなのですね。